*禁忌*
-#1-



「あら〜○○さんとこの奥さん、こんにちは〜。だいぶお腹大きくならはって(笑)

あんまり短いスカート履いたらあかんでぇ〜赤ちゃん風邪ひきよるさかい(笑)」




【呪縛〜性〜】




近所のおばさんが声を掛けてきた。
気薄な街とは違い、皆が暖かく見守ってくれている・・・でもその反面、近所の目も気になった。


「待ったぞ。
言われた通りのファッションだけど、気にいらないからこれに着替えてくれる?
早々に悪いね。」


手渡されたワンピースを、路肩に停められた車の影で着替えました。
ついさっき、声を掛けてきたおばさんが見え隠れしそうな場所で・・・。




途中、何度も車の影にしゃがみ込んでは、苦笑いを浮かべていました。
普通ならお家からそんなに離れてない野外で、着替えるなんて有り得ないことでしょうが、私はスリルを楽しむ様に・・・また醜態を晒す自分に興奮していきました。


『短すぎませんか・・・なんだか窮屈ですし・・・。』


手渡されたワンピースは、袖を通して初めてわかりました・・・それがチュニックと呼ばれる、ワンピース程の丈も無くとても下にパンツを履かなければ、局部が見えそうになる代物だったのです。
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