*禁忌*
-#1-



『あなたぁ〜先にお部屋で待ってるから・・・。』


隣人の青年と奇妙な糸で結ばれたあの日から、2日後のことでした。








コン・・・・・・コン・・・・・・。








コン、コン。








【耳〜汚された営み〜】




ゆっくりと壁をノックすると、すぐに応答がありました。


「美晴、今日はいやに積極的だよな。
そうだな・・・しばらくお前を抱いてなかったし、そろそろ親父にも孫を見せてやらないとな(笑)」


夫婦とは温かいものでもあるが、時に淋しいものでもある・・・。


元々、性交に溺れていない夫とは、それ程交わってきたわけでもありません。
性交が、これ程までに甘く官能的で快楽なものと知らなかったら、夫が言う様に子孫を残す為だけの行為でよかったのです。


しかし・・・義父に犯されて以来、暗い部屋で夫の陰茎を口に含む妻は、牝へと変貌していたのです。



いくら夫を愛していても、快楽の相手は違ってもいい・・・女は欲求を満たす為だけに存在し、辱められ・・弄ばれることで慰めをいただく道具・・・そう思える人間なら・・・誰に抱かれてもいいと。
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