乱
-12-
「ぅっ……く…ぁぁあぁああぁああぁぁあああ!!」
あまりの痛みに、オレは絶叫した。肛門が焼けるみたいに熱い。昔風邪で熱を出したときに座薬を入れられたことはあったが、それとは比にならない、まるで焼ゴテを押し当てられたみたいだった。
自然と腰が逃げる。だが、男は無理矢理に腰を進めてくる。そのせいで痛みがその分だけ続くだけであった。
「んぁあぁぁあああっ!!」
それでもオレは自然に身を捩っていた。頭では逃げなければまだマシになることくらい理解していたのに、どうにもならなかった。
「…痛いの?」
[感想を書く]
[前へ|次へ|戻る]