卑猥遊戯
-新車洋子の試乗会-

「泣くなって…」

涙を拭ってやって、そこにキスした唇を洋子ちゃんの唇に。
歯茎の抵抗をじっくりじっくり待って絡めの術だ。
きつくきつく抱き締めて「痛い」と言わせて笑わせてから僕も痛くてしょうがないと話した。
「どこ?…」と聞いた洋子に勃起を悟られない様逃げ腰にしてた腰を当てると洋子はハッと気がつき笑顔が消えた。
でも洋子は体を動かさない。僕の固さをヘソ下辺りにビシビシ感じていたはずだ。

「洋子…」

それまで洋子さんとさん付けで呼んでいたが洋子と呼び捨てキスをした。するっと舌が入り今度は歯茎の抵抗もなかった。

(なんだよ手間かけさせやがって…。楽勝じゃん。)

「今日は一緒に居よ」

「だめ。帰らなきゃ」


「だめだよ。一緒にいなきゃ…」

体を離して洋子の背中を押した。
タクシーを止めると洋子は何も言わず素直に乗った。
向かった先は留守を預かり鍵を渡されていた聖子の家だった。


「ここは?…」

「伯母さんの家だよ。一人で住んでて留守なんだ。鍵だってほら、僕が留守を頼まれてんだよ」

タクシーを降りてから話すと誰も居ないことに安心したのか洋子はとことこ後ろを着いてきた。

「シャワー使いなよ。晩飯作ってるから。」

「え…、いいよ…」

「オムレツ得意なんだ。作ってるから早く」

押し問答がちょっとあったけど、その気が出来た洋子は風呂に向かった。

僕は本当にオムレツが得意なんだ。
婆ちゃんが体を壊すまでママも働いて共稼ぎの鍵っ子だったから見様見真似でそればかり作っていた。

「待ってて、オレも浴びてくっから」

シャワーをササッと浴びて風呂を出た。

一緒に特製オムレツを食べて二階の息子さんが使った部屋にリードした。


「従兄弟の部屋なんだよ。伯母さん一人だからよく泊まりにきて僕が使ってるんだ」

次男さんの部屋は物置、長男さんの部屋は息子たちが泊まりに来た時のためにと何も無い部屋に聖子はしてた。
「シーツをお願い」

敷いた布団にシーツを洋子にお願いした。
それを健気にシワ無く敷いて洋子は自分がハメられる布団を自分で準備してくれた。

「暑ちぃな…、エアコン全然効かねぇや」

灯を落として自然を装い、まずは僕からシャツを脱いだ。
洋子を寝かせて添い寝をすると腕枕をしてキスから準よく開始した。
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