淫らな館
-人生-

こんな話しをすると、とんでもないと顰蹙されそうですが私達家族にはそれしかなかったのです。

犯される姿を見られ、犯された記憶は消し去ることが出来ません。

最初は娘が夫に打ち明けたそうです。
男の人を嫌いにならない様に信頼できる男性を知っておきたいと告白し、夫が私に相談しました。

私の答えは当然イエスです。
この出来事で改めて夫を尊敬し、男性としての強さにまた惹かれたのもあって娘を安心して預けられると思いました。
その答えを息子に話したのも私です。
そして夫と話していた私と息子の新たな出発のことも伝えると家族の新しい旅立ちを大賛成してくれました。

家族が悲観し合っていがみ合ったのはもう遠い昔。
人生って気持ちの持ち様で、どうにでもなるんです。
考えると私の家はとてもラッキーでした。
家族ですが家の中の男と女は総て他人同士。
援助交際やホスト狂いを思えば私達の罪は少ない方です。
四人が納得し、四人が幸せになれる最高の路だと四人の気持ちが一つになっていました。
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