息子と私
-40-

気が付くと、息子が心配そうに私の顔を見つめていました。
話を聞くと、息子が4回目の射精を迎えたとき、私が悲鳴のような声を上げて仰け反り、白目をむいて痙攣しはじめたんだそうです。
声をかけても反応はないし、かといってこの状況では救急車も呼べなかったようで、どうしていいのか分からなかったようでした。

今考えれば、この時が一番の説得のチャンスだったのに、私は自分でそのチャンスをダメにしてしまいました。
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