子猫
-子猫@-

「ガチャン‥」
重苦しい音をたてて扉が閉まる‥少し帰りが遅くなってしまった。
「ただいま‥」
美香の気配を感じて僕は部屋へ入って行く‥居た‥俺の可愛い子猫‥美香。
赤い首輪のみの姿で恥ずかしそうにしながら、目でお帰りと訴えている。
「言う通り、いい子にしてたんだね」
そう言って美香の髪を撫でる‥俺はソファへ腰をおろした。「ほら、ご褒美だよ‥こっちへおいで」
美香は鎖の音を鳴らし、四つん這いでこっちへやってきた。スーツのベルトとチャックを外す‥ 「ほら‥」
俺は美香の髪を撫でながら口にあてがう‥
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