妄想の果てに
-妄想の果てに-

「他のお客さんにバイブの音気付かれてるかもよ!」真っ赤になって下を向く。先に食べおわった私は携帯でメールを打った。「リモコンバイブがあるからトイレで今ハメてるのと交換してきなさい。」と。食事の途中で席を立ち私が渡した紙袋を持ってトイレに行くA子。戻ってきたA子に急がず食べるように言いながらリモコンのスイッチを押す。「あっ」声を洩らし口に運んでいた手が止まる。強弱、ONOFFランダムにいじる。必死に冷静なフリをし声を押さえてるA子は実はもう食事どころじゃない。「早くメチャクチャにして下さい」
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