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男は、そんなオレの様子に満足したようだった。
「こっちにオシリ向けて……俯せに寝てごらん?腰を高く上げて……そう…」
オレは素直にその言葉に従い、どんな感覚が来るのかを待った。

トロリ…

不意に、オレの肛門に濡れた冷たい感触が落ちてきた。ローションでも垂らしているらしい。
次に男はオレの肛門に指を挿入したようだった。感触から察するに、その数は1本……中をかき混ぜるように蠢いているのが解った。
「……入れるよ…」
指の感触が離れると、男の声が後ろから掛けられた。
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