乱
-第五章/1-
今度の話を語るのは、オレ、Y。
オレはあれからまた随分と声を掛けられやすくなっていた。ネットで自分の身体の宣伝も始めたし、それで会った男に抱かれたりもした。オレを気に入って目を付けた奴もいくらかいるみたいだ。
そんなときに、小柄で短髪の、これまた初老の男がオレに声を掛けてきた。
「("客"か…?)」
ところがその男はオレの予想を裏切り、こう言ってきた。
[
感想を書く
]
[
前へ
|
次へ
|
戻る
]