-第四章/1-

オレはもう一週間は続けて、夕方から夜に掛けての時間帯を歌舞伎町で過ごしていた。
もちろんオレの身体を抱きたがる男の相手もしていたし、その分沢山の男の"味"を覚えていた。男がどこをどうしてやって自分がどんな態度をとればどうなるかも大体把握していて、自分を抱く前から勃起している男のペニスの大きさを計る余裕も出てきていた。
どんなにいやらしいことでも言われたことを難なくこなせる自分はまるで、一時の色小姓だった。
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