二十日鼠の檻
-1ー6-
しかし彼氏にその役割は荷が重すぎた。
私だって御免蒙る事だ。
彼氏には彼氏の生活があり私にも私の生活がある。
でも未熟な私は彼氏に依存し拒否されれば自傷行為を繰り返していた。
これは私が成人するまで続いた。
何人かの恋人と出会い別れを繰り返したが私の孤独を埋められる相手はいなかった。
いつしか私は恋人にさえ自分の感情や心底思っている事を言わなくなっていた。
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