二十日鼠の檻
-1ー2-

例えば私が学校で良い点数を取ったり、何かしらの事で表彰されたとしても母は出来て当たり前としか捉えなかった。
私が病気で寝込んだとしてもお粥や消化に良い物を作ってくれなく通常の食事を出されいた。
もちろん食べれない訳だが無理して食べ嘔吐した事もあった。
自分で料理を作れるようになってからは具合が悪い時も自分で自分の為に料理を作っていた。

しかし犬や猫が病気になれば寝ずに看病をし、時には私を巻き込み看病をした。

母にとって私は一番に愛情を注ぐ存在ではなく女として一度は子供を生んでおこうと生んだ存在だった。
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