*禁忌*
-#5-


私はやはり人妻・・・。


○氏との約束の時間・・・隣にいたのは夫・・・そして夫婦の絆を結ぶ様に、我が子がその真ん中でお互いの手を、つなぎ合わせていました。




[こんな時間はしばらく無かった・・・とっても幸せ・・・]




夫とじやれあう我が子は、義父との不貞で授かった・・・夫には罪悪感があったが、幸せな空気が私達夫婦を包んでいました。
すっかり頭には○氏の存在は無くなり、私は久し振りの夫婦水入らずに酔いしれ、次は夫の子を授かりたいと固く思いました。






帰りのコンビニで・・・私はバックに入れていたピルをゴミ箱に全て捨てると、永遠に続くであろう幸せの渦に入って行きました・・・これからが本当の始まりになるとは知らずに・・・。


忍び寄る不気味な足音が、確実に近付いてきていることを気付かないまま・・・。
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