*禁忌*
-#3-



「先程はどんな気分でしたか?
その破廉恥極まりない、陰毛もはみ出る様な下着を晒して・・・。」


私はスカートを取り上げられたまま車の助手席に座らされ、見慣れた街並みを連れ回されました。


助手席の窓越しに映される風景を、まともに楽しめる状況ではない・・・。
悪戯にも似た愛撫が、逆にもどかしさを掻き立て、安定した快楽を欲する精神状態へと追いこんできました。


『お願い・・・どこででもいいから・・・セックスしてくださいませんか?』


普通なら恥ずかしくなる様な言葉も、容易に声へと変換できました・・・むしろ頭では考えずに、ただ本能が勝手に発言しているだけだったのかもしれません。




「・・・私は奥さんに最高の快楽を味わっていただく義務があります。
1人では到底出来ないことを、私は与えてあげられる・・・。
後日・・・私から連絡を差し上げます・・・それまで我慢してください。」


○氏は私を送ると、そう言い残して去っていきました。
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