*禁忌*
-#2-



「いいですか奥さん・・・私達男は、奥さんみたいな艶々とした清楚な雰囲気を持つ人妻が、いかに淫らな女か知りたいものなんですよ。
事実、あなたの様なギャップの激しい方ほど私達は興奮する・・・どうですか?子持ちの人妻がどんなに変態か・・・皆さんに知ってもらいませんか?」


身体のラインを確かめる様に、○氏の無骨な指は身体を這いずりまわりだしました。
その動きは、自然と道行く人達からの視線を集め、中には立ち止まる人、冷たい視線を送る人などが増えてきました。


「外しましょうか・・・スカート・・・皆さんに見せてあげたらどうですか?人妻のいやらしい下着を・・・。」


淫らな意識が細くしなやかな指を支配する・・・それはスカートを止めているホックを見付けると、そこで複雑に動きました。
下腹部を締め付けていた感覚が緩み、ジッパーが下がる振動だけが腰骨を伝い全身へ響く・・・そして次には、一瞬にして腰回りの何かが無くなったことが、情報として脳に伝達されてきました。


「おやおや・・・こんな公衆の面前で・・・なんて変態な人妻なんでしょうね?奥さん。」


幾つもの目が、私に様々な視線を振りかざしているのに、ストッキングに包まれた小さな生地の中は、虫がはいづり廻る様な疼きを感じていました。
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