*禁忌*
-#5-


たかが1週間なのですが、それはとても長く感じました。


思ってもいないことを言ってしまった罪悪感と、相手にされない空虚感で押しつぶされそうになった私は、両親が出掛けたことを確認すると義父の部屋を訪れました。




何度も・・何度も・・・義父の前に跪き謝りました。これほどまで惨めな思いをしたことが無いくらいに、ただひたすら頭を床につけました・・・。

ようやく許しをいただいたのは夕暮れ時・・・となっていました。








こんな理不尽で惨めな思いをしても、私は義父のことを愛していたのです・・・肉欲的なことだけで無く全てのことで・・・。

それは今まで恵まれた生活を送ってきた私にとって、甘味な世界だったのでしょう・・・怜嬢で無く隷嬢の喜びを知ったことで・・・。
[感想を書く]
[前へ|次へ|戻る]