*禁忌*
-#2-
受付でよく見る顔が並んでいました。
いわゆる常連さんの集まり・・・しかも男性ばかり。
変ですよね・・・絶対に。
水着を渡される前からわかっていたんです。
なぜなら・・・。
定休日のはずたがら。
私は何をするわけでも、されるわけでも無く、ただまるで少年の様にはしゃぎまわる義父達を見ていました。
よくよく考えれば、この土地はアウェイよね・・・
ベンチに座る私に、義父は声をかけてきました。
「美晴さんや、せっかくやから一緒にジャグジーでもいかへんか?」
全員が義父の知り合いで無いことは、わかっていました。
それ故にこんな場所での辱めは無いものだと、勝手に判断していました。
水着姿になった私を、幾つもの視線が追いかけてるのがわかりました。
義父とオーナーと友人の3人でジャグジーに浸かっていると、いつしか全員がそこに集結していました。
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