*禁忌*
-#7-


服を整えると、大広間に向かった・・・。

席に着くと、両隣のお客さんがすぐにわかりました・・・好奇心からかこちらを見つめる男性を制止する女性・・・あたり前の行動に恥ずかしさを感じました。




食事が終わるまで続けられた、軽蔑の視線に悶える私の表情を○氏は楽しみ、また新たなる行為を思い付いたように笑いました。








「さて・・・夜は長い・・・それに折角、遠く離れた場所に来たんです。
楽しみを増やしてあげましょう・・・付いてきなさい。」


浴衣の下に、全体が透けた黒いボディースーツだけを着させました。




照明が落とされたラウンジバー・・・大人の雰囲気が漂っていました。

周りにいる人も、○氏ぐらいの人やそれ以上の年齢の方ばかり・・・そして夜もふけてくると、夫婦や不倫関係の人達は去り、店内は数えるくらいしか人がいなくなりました。


「失礼・・・気を悪くされたなら立ち去りますが、お一人で飲まれていても味がない・・・よかったら私共と一献どうでしょうか?」


そう○氏は近くにいた白髪の紳士に声をかけたのです。
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