*禁忌*
-#1-
「2泊3日なのか〜美晴がいないと淋しいよな(笑)
そうは言ってもなかなか忙しい毎日で、ろくに自由も無かったんだ・・・○○のことは任せてゆっくりしておいで(笑)」
夫の優しい声や言葉が後ろめたかった・・・。
【獣〜淫行〜】
「よく来たね奥さん・・・あなたは嫌がりながら、口ではどんな綺麗事を列べていてもふしだらな女なんですよ。」
車の助手席に座ると、少し汗ばんでいた身体が、クーラーの涼しさで和らいでいったが、それでもハンカチを握る手のひらの汗がひくことは無かった・・・。
ビルの摩天楼を抜け、車窓は見る見る内に変化していった・・・都会の雑踏はどこに行ったのだろうか・・・青々とした木々に包まれた旅館へと降り立った私と○氏は、荷物を抱えてその中へと入っていきました。
○氏の名前と住所・・・ペンを渡され、その下の枠の中へ、○氏と全く違う姓名と住所を書いた。
顔色一つ変えずに、淡々と業務をこなすフロントマン・・・それが逆に怖くもありました。
「いい部屋だね・・・まずは乾杯でもしようか・・・それから近くを散策するのも悪く無いだろう。」
フロントに電話する○氏の後ろ姿を見ながら、私はたたずんでいました。
「まずはその服の下に着ているものと、ブラジャーを外しなさい。
それから、そのスカートの下のものとパンティーを脱いでこれを履いてもらうよ・・・奥さん。」
私は言われるがままに、座椅子にもたれこちらを見つめる○氏の前でゆっくりと着替え始めました。
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