-第七章之上/1-

次の語り部は、私、Sです。
私はYやGに比べ、一度私を抱いた男性に執着心を多少持たせてしまう傾向にあったようで、印象深かった相手が2人ほどいます。
その2人についてお話させて頂く所存です。
まずお話する男性は、新宿は歌舞伎町で出逢った方でした。名前は伺ってはいません。眼鏡を掛け、額のところから髪の生え際が後退したような、小太りの中年男性です。
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