-序章6-

男がオレのタンクトップから覗いている胸元を舐めるように見つめながら、
「抱きてぇなぁ…」
と呟いているのを。
オレは本格的に気持ちが悪くなって、男の話に適当に返しつつもパンをさっさと片付けてしまい、その場から逃げるように歩き去った。



…今思えば、そんな街に足を踏み込んでからが始まりだった……
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