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今度の男はかなり日本語が達者だった。
「隣、イイ?」
「…どうぞ。」
オレの座っている場所にあまり密着せずに、男は腰を落ち着けた。
前の男に比べて若いようだった。二十代半ば頃だろう。かなり親しみやすそうな顔をしている。
案の定、男は気さくに話してきて、かなりサッパリした性格の持ち主だった。前の奴とはえらい違いである。
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