サミシイカラダ
-一本の電話-
私の携帯が鳴ったのは夕方でもうすっかり暗くなっていた。母からだった。
他愛もない親子の会話。ソファに座り話をしているとご主人さまが帰宅した。
誰から?と小声で聞かれ母からだと答えると私から電話を奪い母に挨拶し、話をしていた。
半年ほど一緒に住んでいること。一回り離れているぶん苦労はかけたくないこと。これからも一緒にいたいこと。
母は驚いたようだったがご主人さまは年末一緒に帰ることを約束した。
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