-約束-

少し怖そうな感じの電話の相手は、金融関係の人だった。そう。。母親は誰にも内緒で多額の借金をしていたのだ。。。僕は、母親を問い詰めた。借金は全部でいくらあるのか?返済のメドはあるのか?父親には知らせるのか?。。
「トシ君。。ごめんなさい。。。このことはお父さんには言わないで。。」
色が白くて ぽっちゃりした、清楚で物静かな母親が、目の前で、ダイニングテーブルにひれ伏して、取り乱し、泣き崩れている。。。ブルーのサマーセーターから、まっ白なうなじが、、あれ?僕の中になにか、変な感情が走った、背筋がゾクッとした
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