-主従関係6-

「うんグッ ゥゥ…」
母親は驚き、両手で僕を突き放そうとする。しかし所詮は女の力だ、ぐっと抱きしめられた腕の中から逃れるはずはなかった。
「んフンヌーフヌーフヌー」
。母親は苦しそうに鼻で息をしている。3分以上はそのままだった、 がっちりと頭を押さえて 僕の顔を押し付けているのだから。
「プッファッッ ファーファー」
やっと唇を話してやると 母親は、まるで池の中の鯉ねようにくちをパクパクさせて 酸素をむさぼり、その場に ペタッとしゃがみ込んでしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ、」肩で息をしている
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