-衝撃-

今から7年も前のこと、僕はまだ20歳そこそこの若さだった。その日から母親は僕にとって母親ではなくなった。そして僕の人生も少しずつ狂っていってしまうのだった。そう、それはちょうど夏も終わりの頃、、厳格な父親と優しくもの静かで美しい母親、どこにでもある普通の家庭だった。その日僕はバイトも休みで、家でゴロゴロしていた。家の電話が鳴った。誰もでない。しかたないので僕がでた、
「もしもし?〇〇さんのお宅ですよね?恵美子さんいらっしゃいます?」
男だ
「え?いや。いま。いないみたいですが。」
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