獣
-主従関係-
1分はかからなかった。
無言のまま、母親の目を睨みつけていた。
母親の目から なにかが消えた。
たぶん 親が子供をさとすような 高貴な光が…消えた
体から力が抜けていっているのがわかる
「……… 」
母親は無言のまま服を脱ぎ始めた。
「いい子だね 母さん、これからはなんでも素直に従うんだよ?」
「……」
「返事わっ!?」「「わかったわ」
「何だって!?まだわかってないみたいだね!!」
上着を脱いだところで 僕はまた 手を上げた
「ヒッィ!」
胸を隠しながら、また身をすくめる母親。何度やっても愉快だ。
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